舞台『Office-9no1-』感想(「爆走おとな小学生」第十回課外授業)

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    [Otona Project 第二十九弾]

    演劇ユニット【爆走おとな小学生】

    第十回課外授業『Office-9no1-』


    (Office9no1公式ホームページ: http://office9no1.otonapro.com/

    (Twitter: https://twitter.com/otona_project


    伊賀流(2020年2月27日〜3月2日)

    甲賀流(2020年3月4日〜3月8日)


    おとな小学生さんの舞台観劇は4作品目になります。


    私は甲賀流公演の3/7(土)のマチネとソワレ、計2回観劇させていただきました。

    僭越ながら感想を書かせていただきます。


    前半の伊賀流公演と後半の甲賀流公演では「マルチエンディング」となっていて結末が違うようなのですが、私は甲賀流公演のみの観劇ですので、コチラの感想のみとさせていただきます、あしからず。


    ーーー


    大まかなストーリーとしては、現代社会に忍者が存在していて、昼間は「株式会社Office-9no1-(オフィスくのいち)」で働くOL、依頼のお仕事が入れば、企業にはびこる問題を解決するくノ一となって妖怪トラブルに立ち向かう、5人のOL兼くノ一を中心としたお話です。


    現代のOL兼くノ一ですから、オフィスでは事務仕事をするし、OLらしくランチもするし、若い女性らしく恋もする。ありがちかもしれませんが、面白い設定ですよね。


    ホストに貢ぐ子もいれば、どうやら複数の男性と関係のある子もいたりして、様々なキャラクターを持った現代の女性(?)らしい人達でした。


    「Office-9no1-」で受けた依頼で任務に向かった企業では、妖怪達がトラブルの原因となっていて、その妖怪達も「株式会社ようかい」で働く妖怪達であったり、さらにはフリーランスの忍者や妖怪までいる社会。

    しかしその中では、実は妖怪ではなく企業の経営者である人間が諸悪の根源であったり、ただの忍者ファンタジーではなく、現代社会の働き方や苦労についても描かれているような、リアルに現代社会で暮らすサラリーマンとしてはなんとも複雑な心境になるストーリーでした。

    (ワンマン経営者の件は特に沁みるね…)


    結末としては、過去に封じた最強の妖怪が元凶で、それに立ち向かうためにこれまで関わってきた忍者も人間も妖怪もみんなが力を合わせて退治する…といった大団円でした。


    …どうした…?

    おとな小学生の舞台で誰も死なない平和なお話なんて…(笑)


    いや、今まで観てきたおとな小学生さんの作品では、大量に人が殺しあったりキャストのほとんどがゾンビだったり(まぁこれも「結果的には死んではいない」とは言えますが)、必ずしも平和だとは言えない作品ばかりでしたので、そういう意味である意味「大団円の作品」は新鮮な気持ちになりました。

    (私がたまたまそういう作品ばかり観てきたからかもしれませんが)


    ストーリーとは離れて、おとな小学生さんの舞台の見どころとして一貫しているのは、「アニメ作品のようなオープニング」と「多人数による殺陣」だと個人的に思っているのですが、今回もコレがあって楽しかったです。


    「アニメ作品のようなオープニング」は、映像も駆使された登場人物とキャスト紹介、ただでさえ出演キャストの多い作品ですから、なかなか役とキャストが一致しない事が多くて(特に初見の役者さんなど)、コレが実はありがたく思っています。

    2回目以降の観劇の時には、気になった登場人物のキャストさんを覚えるなどで役に立って、特にそれを感じます。


    「多人数による殺陣」は、だいたいそのオープニングに合わせて繰り広げられるのですが、広くて高低差のある舞台全体を使った殺陣になるので、見応えがあって楽しいんですよね。

    これも2回目以降の観劇の時には、目当てのキャストさんを追いかけていると、「さっきはこの人と戦ってたのに、すぐに別の人と戦ってる」なんて発見もあっていつも楽しいです。


    ーーー


    さてここからは、私の今回のお目当てキャストさんについて


    ●工藤ひなきさん([甲賀流]九乃市彩目役)

    (Twitter: https://twitter.com/Aquarius3hinaki



    私は「A応P」(アニメ勝手に応援プロジェクト)のファンです。

    https://aopanimelove.jp


    そもそも今回の観劇のきっかけは、工藤さんの出演決定を聞いて即決しました。

    おとな小学生さんの過去作品にもA応Pメンバーが何人か出演していて、工藤さんもその一人になるのだなと。


    工藤さんは今回が初舞台でした。

    「とにかくかわいい」という印象の方で、ずっと応援してきました。


    工藤さんの演技に触れる機会は何度かありました。

    以前、とあるミニドラマに初めて俳優として出演されたのですが、ハッキリ言ってしまうとその作品は映像が非常に残念過ぎて、演技云々を楽しむ事が出来なかったんですよね。コレは工藤さんのせいではないのですが、演じた役ではなく工藤さんを「工藤さん」として楽しむ限りになってしまっていました。


    直近ではA応Pのライブツアーで披露された朗読劇で拝見していて、魔法使い姉妹のお姉さん役。妹に振り回されがちな優しいお姉さん。

    「実はお姉さん気質」という本質があって、コレが実はハマり役かなとは思っていました。


    これまでの経験が、舞台だとどうなるだろうなという期待もあり、非常に楽しみでした。


    工藤さんが演じた「九乃市彩目(くのいちあやめ)」は、Office-9no1-で働くくノ一の一人、メンバーカラーは黄色。

    くノ一達の中で唯一のリア充、まさかの彼氏持ちですか(笑)

    口ぐせは語尾の「ぽよ」、コレはきっと台本というよりは、稽古の中で工藤さん自身の印象をもとに付加されたキャラクターなのではないかなと。


    彩目のキャラクターとしてはやはり可愛らしい子でしたが、しっかり殺陣もできていて、声も良かったですね。

    元々声質は知っているので、舞台ではどのように聴こえるのかなという期待はありましたが、けして声量がある方ではないとおもいますが、特徴的な高い声と独特な語り口調は、意外にも、と言っては失礼ですが、舞台では聴き取りやすい声で、コレは新たな発見だなと思いました。


    それよりもまず驚いたのが「初舞台で主要キャスト」だという事でした。

    キャスト発表の際には役名や役柄などは触れられていなかったので、どんな役なのかなーと思っていた程度でしたが、公演が近づくにつれて、どうやら主要メンバーの一人だな?と思ったら、逆にこちらが緊張してきました。

    (先にあげたオープニングでも3番目くらいに紹介されるし、パンフレットでも3番目に載っているし)


    役者さんの選出をどのようにされているかは存じませんが、そんな大役で工藤さんは初舞台を踏めるんだという事に、素直に感動しました。


    実際に観劇してみたら、やはり出番も多く、台詞もしっかりありましたから、よく頑張ったね!というのが率直な感想でした。

    でも全体を通して観ていたら、初舞台とは思えないほど堂々とされていて、観ている最中は心配という気持ちにはならなかったですね。


    途中、犬神という犬の妖怪をもふもふして楽しんでいるシーンがあったのですが、その時の彩目がもーーーーーとにかく可愛かったです。(コレは個人的且つ大事な余談です)


    もちろん緊張はあったかと思いますが、他の役者さん達とも打ち解けてらしたようで、きっと楽しい初舞台を経験されたことだと思います。


    工藤さんは普段から、A応Pメンバーやファンから「妖精さん」と言われるほどにフワフワとしていてとにかく可愛らしいイメージが強い方なのですが、とても素直で真面目で、何事も真剣に取り組む方だと思っています。


    今後もきっと、演技の経験を積まれるのかなと思います。

    まだまだこれからの方かと思いますが、そのこれからの姿をさらに楽しみにできる、今回はそんな観劇になりました。



    せっかくですので、今回初めて工藤ひなきさんをご覧になった皆さんにも、工藤さんの可愛らしさが伝わって欲しいので、こちらの映像をご覧ください。

    【MV】A応P / 工藤ひなき「フライングベイビーズ」Short ver.


    …という工藤ひなきさん

    実は既に次の舞台出演が決定しています。

    今後の工藤ひなきさんにも是非ご注目ください。


    K-FRACE『ジュブナイル学園2020』

    2020年5月20日(水)〜24日(日)

    新宿村LIVEにて

    https://kfarce2014.wixsite.com/kfarce/blank-23


    ーーー


    最後になりますが、現在(2020年3月)コロナウイルス感染症による様々な影響に伴い、大小問わず多くのライブやイベント、舞台公演が中止になる状況が続いています。

    今回の公演でも、苦渋の選択かとはお察ししますが、一部アフターイベント等が中止とはなって残念ではありました。

    ですがそれでも、万全な体制を整えていただいて、無事全公演を上演していただけたおとな小学生さんには、多大なる感謝を感じております。


    今回の作品に関わられたキャスト、スタッフの皆様へ

    このご時世に、心から楽しめる公演を、本当にありがとうございました。

    今後も機会がございましたら、工藤ひなきさんをよろしくお願いいたします。


    そして工藤ひなきさんへ

    素敵な初舞台の姿を見せていただき、本当にありがとうございました。

    これからも、ご活躍を期待しています。


    ーーー


    【MV】A応P「せっけんWOW!」TV Ver.


    観劇から

    かえってきたら

    てあらい うがい


    みんなで感染症に気をつけて、これからも舞台観劇を楽しめる世の中でありますように。


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